ワイヤーで洗濯排水の詰まりを解消

写真のチューブ状のものは、ワイヤーです。

私たち業者が使用するワイヤーは非常にコシが強いので、曲がりにくいのですが、同時に回転する速度も速いためワイヤーの接触で周囲を傷つけないように注意を払います。

ワイヤーの根元の方はモーターにつながっており、高速で回転する仕組みになっています。

今回のケースは「防水パン」にある排水口の部分的な汚れのみが排水不良の原因ではなく、排水管、つまりパイプの内側の部分にかなりの量の繊維が堆積していました。

たまった繊維くずを回転するワイヤーで絡み取り、清掃してゆきます。

ワイヤーによる作業で、おおかたの汚れは除去されました。

しかし、排水管の内側に残留物があると、汚れ同士が吸着しあって再びパイプつまりを起こす場合があり、メンテナンスを必要とする時間的な間隔が短くなってしまう可能性があります。

それを避けるため、細かい繊維くずは洗浄剤で溶かして下水に流すことにしました。

強アルカリ性の劇薬を使用して仕上げの清掃作業を施しました。

修理後、洗濯機の排水機能はすぐに復活し、正常にいつもどおり洗濯ができる状態に回復しました。

排水口の詰まりは解消されました。
修理完了です。