ワイヤーを使用した台所の排水管清掃

排水トラップにつながっている蛇腹状の排水ホースを解体します。

清掃するために屋外に持ってゆき、ホースの内側を見たところやはり油の付着が見られました。

まずこの部品を洗浄剤で清掃します。

しかし、ホースの内側の汚れは、水が流れなくなるほどひどい状態ではありませんでした。

どうやら台所の使用後水を排出するための排水管が広範囲で汚れていて、それが水の流れを妨害していると思われました。

排水口と排水トラップの周辺に重大な不具合がない場合、排水管内部の油汚れが、つまり症状の原因になっている場合があります。

このようなケースには全体的な排水管清掃が有効です。

今回は夜間だったため、高圧洗浄機の使用を控え、（エンジン音がご近所に迷惑をかけてしまうため）「トーラー」を使用して排水管清掃を行うことにしました。

画像はトーラーに収納されているワイヤーを排水管に挿入しているところです。

使用しているトーラーは電動で、かなり高速でワイヤーを回すことが可能です。

非常にコシが強いワイヤーを高速で回転させながら挿入し、排水管を清掃してゆきます。

台所の収納庫の床に空いた排水管の入り口から、約10メーターにわたりワイヤーを前後させながら挿入してゆきます。

ワイヤーの先端が管の内側にこびりついた酸化した油を除去、清掃してゆきます。

排水管のつまりが抜けた感触が確認できたら、しばらくワイヤー押したり引いたりしながら少しずつ引き戻します。

最後に、先ほどはずして清掃した排水ホースを組み直し、流しの排水口に水を流してみます。

とどこおることなく気持ちよく流れてゆきました。

最後に水酸化カリウムを投入して台所の排水管清掃は終了です。

つまり症状も完全になくなり、修理は完了しました。