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8月14日 更新

トイレがつまったが少しずつ流れる場合の対処法

トイレがつまってしまったが少しずつ流れる

トイレが詰まっているのに少しずつ水が流れる状態

トイレが詰まって流れなくなる水道トラブルは日常的に頻発していて、かなりの数にのぼります。

また発生する数が多い分だけ、その原因も多岐にわたります。

しかし、原因はさまざまであっても、それによって発生する症状そのものは、そう多くありません。

具体的には、便器の水位が上がったまになるパターンと、その逆で下がってしまうパターンの二通りです。

トイレが詰まってしまったが、便器の水があふれることはなく、時間とともに少しずつ流れる場合、トイレ便器内の水位が、正常時よいり低い位置で固定されてしまうパターンが多いです。

これらの現象が現れた場合、トイレの中では一体何が起きていて、どんな対処法があるのでしょうか?

詰まったトイレの水が少しずつ流れるのはなぜか?

トイレに何かが詰まっていれば、そもそも便器内の水は流れるはずがありませんから、少しづつでも水が流れるということは、トイレは完全には詰まっていないということになります。

完全には詰まっていないが、解消はしないという、ある意味非常に中途半端な状態が継続している状況です。

少しずつ流れるは流れるが、いつものように勢いよくは流れない。

このような現象が起きた場合、まず最初に疑うべきは固形物の混入です。

トイレの便器に固形物を落としていないか?

上記のとおり、水が少しづつでも流れるということは、便器内が完全に詰まっている状態ではありません。

完全に詰まった状態というのは、ワインボトルにコルク栓を詰めるのに似た状態で、水は全く流れません。

少しずつであっても水が流れるということは、コルク栓を押し込んたような詰まり方はしていないということです。

一般に固形物ではないトイレットペーパーの流しすぎなどが原因の場合は、最初の詰まりは硬く、便器があふれそうになるなど、症状は派手ですが、いったん水が引きはじめれば、比較的容易につまりが抜けます。

しかし固形物が原因の場合は、溶けることがないため、便器の中にとどまり続けます。

その結果、地味ではあるが、長く続く詰まり症状を継続させる特徴があります。

その代表的な症状の一つが、トイレ便器の水位が上がったあと、少しずつ流れる現象です。

下水管の内部がつまっていないか?

トイレの便器に何も異常がないのに、排水不良が起きるその他の原因としては、トイレを含む生活排水を放流するため、地中配管されている汚水管(下水管)の内部に不具合があるケースです。

このパターンでは、そもそもトイレ自体には不具合はありません。

問題があるのは、トイレの水が流れた先にあるパイプの内部になります。

写真は下水管の点検をする際にフタを開けてみる「汚水ます」という屋外のマンホールです。

下水管に不具合が発生すると、この汚水ますに水が逆流してきます。

そしてこのパターンでも、トイレの水は少しずつ流れるが、通常時のようにスッキリとは流れない状態が長期間続きます。

トイレの水が少しずつ流れるときの点検方法

まず、トイレつまりのトラブルが発生した後、水が少しずつ流れる状態かどうかを見ます。

洗浄レバーを回すと、タンク内の洗浄水が勢いよく出てきて、便器の水位が上がります。

そのまま水位が高い状態が続いているのか、それとも水位が下がってきているのかを観察します。

次に、水が引いた後、便器の中の水たまりの水位が通常時より「低くなっていないか?」に着目します。

通常時より水位が低い状態になっていたら、この時点で異物が混入している可能性が高いと判断できます。

更に、水が少しずつ流れる場合は、3回ほどタンクのレバーを回して便器を洗浄してみます。

ペーパーによる詰まりであれば、3回目に流した時には、正常時と同様に勢いよく流れ、水が引いた後の便器内の水位も、いつもどおりの見慣れた位置で止まっているはずです。

この場合は、トイレつまりは解消しています。

3回ほど流して、水は少しずつ流れるが、通常時のようにスッキリ流れないという場合は、いよいよ固形物の混入を疑います。

やってはいけないこと1 「小だけで使用する」

上記の点検で固形物の混入を疑うべき症状が現れた場合は、すぐにトイレの使用を停止して下さい。

少しずつでも水が流れるのだから「小」なら大丈夫と判断されがちですが、これもよくありません。

水を流したことによって、便器内に混入している異物が深部に移動してしまうと、修理が困難な「重症」のトイレつまりに進行してしまう恐れがあります。

やってはいけないこと2 「ラバーカップで修理する」 

このパターンのトイレつまりの修理は、慎重に行う必要があります。

もっともやってはいけないパターンとしては、写真のような器具、ラバーカップによる加圧作業です。

ラバーカップ(プランジャー)は、トイレつまりの原因物質が、トイレットペーパーなどの、押し流しても問題がない物のケースで有効な器具です。

しかし、固形物の場合は、加圧しても変形しませんから、圧縮すればむしろ詰まりが硬くなり、かえって固形物を取り除くのが困難になる可能性があります。

水が少しづつ流れるパターンのトイレつまりの直し方

トイレが詰まってしまったが水は少しづつ流れる場合、下水管に不具合があるなどの特殊なケースを除き、そのほとんどが固形物の混入が原因です。

したがって、その修理は固形物の除去になります。

以下は、おもちゃが便器内に混入してしまった事例のご紹介です。

便器をずらしてプラスチック製のおもちゃを取り出す

トイレが詰まり、一度はあふれそうになったが、その後便器の水は少しずつ減っていった。

なんとか使えるものの、毎回便器の中にトイレットペーパーの破片が浮いていてスッキリ流れない。

少しずつ水は流れるが、流れた後はいつもよりも水位が低い位置で下げ止まってしまう。

スッポンで押すと、流れることは流れるが、いつもより明らかに水が引く速度が遅く、排水が悪いという症状が起きています。

トイレを解体して便器をはずす

トイレ床フランジ

原因は明らかに固形物なので、ポンプなどで加圧するのではなく、原因物質を除去する必要があります。

こちらの写真は、トイレを解体して便器を外した際に、床に設置されている「床フランジ」です。

フランジとは、排水設備(この場合は便器)と排水パイプをつなぐ役割を果たす部品のひとつで、トイレのフランジは写真のような、丸く黒いゴムパッキンがかぶさっています。

このフランジの中に落下している白いモノが、詰まりの原因物です。

トイレ汚水管の中から現れた「バイキンマン」

トイレから取り出したプラスチック製のおもちゃ

引っ張り出してみたところ、画像のとおり、おもちゃでした。

こどもに人気の悪者キャラクター「ばいきんマン」です。

そこそこの大きさがありますから、便器内を通過して下水管の入り口にあたるフランジまで流れて行くことは、通常ありません。

そこでお客様に、ラバーカップなどで圧力を加える修理をされた経緯があるか伺ってみました。

すると、ご主人がおっしゃるには、「どうやら家内が「スッポン」で何度もチャレンジしたみたいだ」とのお話でした。

スッポンとはラバーカップの別の呼び方です。

このケースの場合は、スッポンで圧力をかけたため、便器の見えない奥の方でコロコロと浮遊していたオモチャが、汚水管(排水管)の入り口付近まで圧送され、フランジ内で固定されていたのです。

手でバイキンマンを引っ張り出します。

トイレつまり解消

トイレつまり解消

タンクのレバーを回して、排水状況を確認します。

勢いよく水が流れます。

トイレつまりは解消しました。

トイレにおもちゃなどを落としてしまった場合、絶対にラバーカップは使用しないことが重要です。

ご自分での点検がご不安な方はお気軽にご相談下さい。

トイレに異物を流してしまった場合の修理詳細→

自分で直せるトイレつまりのパターン

上の施工事例は異物の混入が詰まりの原因でした。

しかし、トイレつまりの原因がトイレットペーパーの使い過ぎなど、異物混入の疑いがないことが明らかな場合は、自分で修理してみることをおすすめします。

ポイントは「異物を落としていない」ことが明らかであることです。

ペーパーによるトイレの詰まりを直す場合に、もっとも有効な道具は下記のラバーカップです。

オススメの道具は「ラバーカップ」

ラバーカップ

自分で直す場合の最もスタンダードな道具は「ラバーカップ」です。

トイレットペーパーの使い過ぎや、トイレットペーパーの替わりにティッシュペーパー(トイレットペーパーのように水に溶けません)を使用してしまった場合などのトイレつまりでは、便器に圧力をかける方法がもっとも手軽です。

便器に手を突っ込んだりする必要もないため、手も汚れません。

使い方もいたって単純。

便器に押し付けてグッグっと押し引きを繰り返すだけです。

ただ一つ、購入時にはラバーカップの大きさに注意が必要です。

トイレつまりの解消目的で使用する場合、必ず一番大きなラバーカップを選んで下さい。

突起部が収納されている

大きなラバーカップは、カップの裏側を見ると、突起がついていて、内側に折り込まれている場合があるので確認して下さい。

画像は突起部が収納された状態です。

カップの内側がヒダ状になっているので、すぐにそれと分かります。

 

使うときは突起を引き出す

ヒダ状のゴムを引っ張り出した状態です。

このように突起になります。

この突起状の先端部を便器の水たまりの部分に強く押し付けて使用します。

実際のトイレつまり修理の細かな手順はこちらのページ→で説明していますのでご参照下さい。

 

ご自分で作業するのが不安なときや、やってみたが直らない場合は、専門の水道工事店にご相談下さい

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給水装置工事主任技術者免状

給水装置工事主任技術者免状

当サイトの監修者

代表取締役 芝村潤也

昭和43年生まれ 東京都渋谷区出身
建築業界のキャリアは40年

平成19年 首都圏水道サービス主催
平成21年 株式会社HLS設立~現在に至る

【所有国家資格】

  • 給水装置工事主任技術者 第284227号
  • 排水管清掃作業監督者 第5854号
  • 宅地建物取引士 (東京)第171087号