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Clogged The Toilet Repairmethod for DIY
このページでは「DIY」によるトイレつまりの直し方を説明しています。
突然、発生するトイレ詰まりのトラブルに対処するDIYでの修理方法を詳細解説します。
専用の道具をお持ちの場合と、お持ちでない場合、それぞれご説明します。
是非ためしてみて下さい。
すでにご自分で色々やってみたが治らなかった方は、こちらのトイレつまりの修理サービス詳細→をご参照下さい。
それでは早速トイレのつまりを治してみましょう!
トイレがつまり便器の水が流れない!
何かと忙しくて水道業者を呼んでいる時間がない!
なるべく少ない費用でトイレつまりを解消したい!
まずは自分で出来ることをやってみたい!
そんな方はこのページをご参考にDIY作業にトライしてみてください。
トイレのつまりを自分で直す作業に入る前に下記の5項目に必ず目を通して下さい。
トイレに固形物を流していないか?(固形物が原因のトイレつまり→)
家に2台あるトイレが2台とも同時に詰まっていないか?
トイレつまりが発生してから、2日以上経過していないか?
トイレがつまったのと同じ時期に、お風呂や台所など、他の排水口でも排水不良が起きていないか?
トイレを使っていないにも関わらず、便器に汚水が逆流してくることはないか?
詰まっているトイレは地下、または半地下のトイレではないか?(ポンプが故障している可能性あり→)
上記に該当するものが一つでも合った場合は、DIY作業は中止し、専門の業者に相談することをおすすめします。
当てはまることがなければ、さっそく修理作業に取り掛かりましょう!
それでは、具体的なトイレつまりの直し方(DIY)をお示しします。
このページでは、道具がある場合とない場合に分けて解説します。
特に特殊なものはありませんが、全て効果的な方法になります。
オススメ印が付いている方法が文字通りお勧めの器具と方法です。
また、「間違った方法」の解説は是非、目を通して頂きたい内容となっております。
後述しますが、トイレが詰まって流れなくなる原因には、トイレットペーパーなどの流し過ぎが原因になっているケースと、本来は便器に流れるはずがないもの、例えば、検便カップや掃除用のブラシなど、が誤って流れてしまったことが原因のケースの二つがあります。
DIY作業ができる(自分で直せる)トイレつまりは、排泄物とペーパーの量が多すぎて詰まってしまった場合に限ります。
クリックすると該当の説明欄にジャンプします。
専用の道具がない場合は、即席で道具の替わりになるものを利用します。
トイレの詰まりや便器の掃除で、オススメできない間違った方法です。
後述するトイレつまりの原因を特定するのに役立つのが「トイレつまりの症状」です。
トイレが詰まったときに起きる症状に、「少しずつ水が流れる」「水位が下がる」など、いくつかの特徴が現れた場合、詰まりの原因が「固形物の混入」である可能性が高いと判断できます。
固形物とは、水に溶けない異物で、例えば「掃除用のスポンジやブラシ」「オムツ系の素材」「芳香剤のフタ」「検便カップ」「オモチャ」などが代表的です。
また、水が流れなくなっている原因そのものが「トイレのつまりではない」ケースもあります。
この場合は「下水管のつまり→」「汚水ポンプの故障→」などを疑う必要があり、いずれもDIYの対象外となります。
注意が必要なトイレつまりの症状その1は、トイレが詰まっているはずなのに「少しずつ水が流れるという現象→」です。
少しずつであれ、水が流れていくのであればトイレは詰まっていないことになります。
しかし、全く流れない状態ではないものの、便器の水が少しずつ流れるという状態が現れた時は要注意です。
この症状が現れた場合、かなり高い確率で便器内に固形物が混入しているか、もしくはトイレの汚水が流れる排水管の内部に異常があるケースが多いです。
トイレの便器の中には、水がたまっています。
これを「封水」と言います。
水で便器に封をしているという意味で、この水たまりは、下水管の臭気や蚊などが室内に侵入するのを防いでいます。
実は重要な働きをしているこの封水が減ってしまい、「便器の水位が下がる現象→」が起きることがあります。
これは便器の奥で、空気の動きが制限されることで起きる現象で、その原因の多くは「固形物の混入」です。
冒頭で述べた「オムツ系の素材」や「スポンジ」などの異物が混入している可能性があります。
このパターンのトイレつまりでは、便器に圧をかける器具、いわゆる「スッポン」などは使用できません。
この場合は、専門の業者に修理依頼をした方がよいパターンになります。
この症状は主に会社や学校、お店など、複数の便器が設置されている建物で発生することが多いトラブルです。
一戸建て住宅でもトイレが二台あるお宅では、まれに発生します。
その症状とは、トイレを使っていないにも関わらず、便器に水が逆流してきて、便器内の水かさが上がるというものです。
あふれ出すほどではなくても、使用していないトイレの便器内の水がゆらゆらと動くなどの症状が起きることもあります。
設置された便器の数にかかわりなく、各々のトイレの配管は、その延長線上で「合流」して一本にまとまります。
複数台のトイレがつながっている延長線上の排水管がつまってしまうと、その影響が他のトイレにも現れてくるのです。
これが「便器の逆流」「便器の中の水面の揺れ」が起きる原因で、この場合は修理の対象が、トイレでなく汚水管になります。
2日以上、トイレの排水不良が続いている場合は、「固形物の混入」を疑うべきです。
あるいは上記の「汚水管のつまり」かも知れません。
なぜ排水不良が長期(2日以上)に渡る場合には、異物の混入などを疑うべきかというと、トイレットペーパーや排泄物は、時間経過と共に溶けて流れてしまうから=トイレつまりが自然に治ってしまうからです。
その意味で、トイレの排水不良が継続している期間(日数)をひかえておくことは、詰まりの原因を特定する判断材料にもなるのです。
当然と言えば当然の症状です。
便器が詰まってしまったのだから、ペーパーが流れなくなるのは当たり前で、タンクのレバーを連続で回して洗浄すれば、便器から水があふれ出してしまいます。
便器の水かさが上がった状態が維持され、あふれ出していまうのではないかと心配になることも多々あります。
あふれそうで心配にはなりますが、「便器の水位が下がる」という、あふれそうになるのと逆の現象は現れません。
このパターンでは「大量のトイレットペーパー」や「硬い排泄物」などが詰まりの原因になっているケースが多いです。
「本来、トイレに流してOKなもの」ですが、「量が多すぎた」ために起きたトラブルです。
このパターンのトイレつまりの多くは、このページでご紹介した方法を用いて自分で治すことができます。
次に、トイレつまりの原因について解説していきます。
トイレつまりの修理においては、つまりの原因の違いにより、修理方法も異なってくるため、原因特定は非常に大事になります。
DIYで直す場合は特に、原因が「固形の異物」ではないことが絶対条件になることは既に述べました。
トイレが流れなくなる主な原因には、4つのパターンあります。
トイレつまりの原因の4パターンに、発生頻度を元に順位をつけてみました。
本来トイレに流すべきトイレットペーパーでも、その量が多すぎると、トイレを詰まらせてしまうことがあります。
またトイレットペーパーと似たもので「ティッシュペーパー」がありますが、ティッシュペーパーは水に溶けない点でトイレットペーパーと異なります。
また、「トイレに流せる掃除用シート」や「トイレに流せるペット用トイレ」などもありますが、トイレットペーパーと同様で、流した量が多すぎると詰まってしまうことがあります。
また排泄物そのものも、水分が少ない場合などは詰まってしまう場合があります。
このパターンのトイレつまりトラブルが発生頻度ナンバーワンです。(当社調べ)
そして、原因がペーパーや排泄物の場合は、多くの場合、業者に依頼せず自分で直すことが出来ます。
固形の異物が便器に混入すると、上記の症状で述べたように、「水位が下がる」現象が起きます。
トイレの便器をのぞき見た時、いつもより便器の中の水が少なかったら要注意です。
ご自分で認識できる場合は分かりやすいですが、不特定多数の人が使用する会社やお店のトイレでは、固形の何かを落としてしまったかどうか、確認するすべがありません。
その際に重要になるのが「水位」です。
便器の水位が明らかに少ない(水位が低い)場合は、業者に依頼することをおすすめします。
特に「スッポン」と呼ばれることが多いラバーカップなどで加圧してしまうと、事態は悪化こそすれ改善することはありません。
ただし、ごくまれに、固形物が汚水管の中を流れて下水道本管まで到達してしまい、トイレつまりが直る場合もあります。
私が経験したケースでは「携帯電話」が下水道まで流れてしまったというのがありました。
これは上記、トイレつまりの症状4で述べた、排水不良が長期に及んでいる場合に多いパターンです。
トイレそのものには何も詰まっておらず、屋外の下水管(汚水管)の内部に不具合があります。
この場合、スッポンなどで便器を加圧すると一時的にトイレは流れます。
もちろん、正常時のようにスッキリは流れませんが、とりあえず使用することは出来ることが多いです。
だだし、これはあくまでトイレがあふれることがないだけであり、屋外の汚水枡(小さなマンホール状の排水溝)から汚物があふれるなど、トイレとは全く別のトラブルが発生しています。
このパターンのトイレつまりは、原因部分の不具合に気づきにくく、長期化する傾向があります。
こちらは住まいとしての住宅以外の建物で発生するトイレつまりです。
男性用の小便器の詰まりは、尿に含まれるカルシウムが原因で起きます。
長年にわたり使用されることで「尿石」が溜まってしまい、便器の水はけが悪くなります。
このパターンのトイレつまりには、劇物に指定された強い成分の薬剤を使用します。
このうち、自分で直せるトイレつまりは のトイレットペーパーが原因のパターンになります
ここからは、実際に行う作業の解説になります。
下の注目マークを最終確認してから作業に入りましょう。
自動洗浄機能とは、用を足した後、洗浄レバーを回さなくても便器洗浄が自動で行われる機能です。
「人感センサー」が機能が作動していると、トイレつまりの修理作業中に何度も自動洗浄が行われ、最悪の場合、水があふれ出してしまいます。
必ずスイッチを切って下さい。
スイッチボタンがどこなのか分からない場合は、コンセントからプラグを引き抜いてしまえば、全ての機能が停止します。
くどいようですが、これも非常に重要な要素です。
便器内に混入した固形物は、必ず摘出する必要があります。
固形の異物が混入したことに気づかず、スッポンなどで加圧してしまうと、単にトイレのつまりが直らないだけでなく、状況が悪化するおそれがあります。
具体的には、固形物が便器のより深部に移動してしまって摘出が困難になり、便器を交換しなければならなくなったり、汚水管の内部にまで移動してしまった場合は、配管そのものを替えなければならなくなるケースも、数は多くありませんが、実際に発生しますので注意が必要になります。
ここからは実際の修理方法の解説になります。
それではさっそく、トイレのつまりを直してみましょう。
ご紹介する方法には「道具を使用した直し方」と「道具がない場合の直し方」がありますので、状況により使い分けて下さい。
最初は最も一般的な道具「スッポン(プランジャー)」を使用した方法です。
「スッポン」を使う方法がオススメNo.1です。
よく見かけるこの道具には「プランジャー」や「ラバーカップ」「スポイト」など、さまざまな呼び名があります。
スッポンはゴムのカップに柄がついた器具で、最も一般的な専用器具です。
値段も千円前後とお手頃ですが、このスッポンには、異なるサイズのものがあります。
新たに購入される方は必ず一番大きいラバーカップを選んで下さい。
トイレつまりを直すには、容積が大きいカップが、より有効になります。
スッポン(プランジャー)は近隣のホームセンターや金物屋さんで販売しています。
写真は大きさが異なる二本のプランジャーです。
違うのは大きさだけに見えますが実は形も違います。それが下の画像です。
大きい方のラバーカップを裏からのぞいてみると吸引部が折りたたんで収納されています。
手で引っ張り出すと吸引部の突起が出てきます。
この突起部が便器にフィットして真空状態を作りやすくなっています。
また、突起がある分だけカップの容積が大きくなりますので、吸引(あるいは加圧)できる水の体積も大きくなり、詰まり抜きの効果がアップします。
トイレの詰まりを直す目的でスッポンを購入する時は、ゴムカップが大きく、突起がついたものを選びましょう。
ただし突起部は絶対条件ではありません。
重要なことはカップの大きさで、大きいほど効果が高いです。
作業は簡単です。
水がはねない程度に上下に揺らすように押したり引いたりするだけです。
音がするとしたら「グッグッグッ」という感じで、便器の水が引き始めるまで、小さく押し引きを繰り返します。
便器の中の水がなかなか減らないようなら、まだ詰まりは抜けていません。
カップを便器から離すことなく、小さくグッグッと押し引きする動作を繰り返して下さい。
水位が下がったかな?と感じたら、洗浄レバーを「半分だけ回して」水を少し流します。
レバーに「小」がある場合は「小」で流してもよいです。
便器に水が注がれたら、水位を観察して下さい。
水かさは上がって来ませんか?
いつも通りのラインくらいまで水が引いていれば、OKです。
今度は、洗浄レバーを全開にして流して下さい。
トイレタンクの給水完了と共に音が止まった時点で、便器内の溜まり水がいつもと同じくらいの水位になっていれば、トイレのつまりは解消しています。
ほとんどのトイレつまりはこれで解消します。
プランジャーは使用後の収納性にも優れていますので、トイレ室の目立たない場所に常備しておくと安心だと思います。
次は「真空式パイプクリーナー」を使用したトイレつまりの直し方です。
真空式パイプクリーナーはスッポンと同じ原理を利用した詰まりを解消する器具です。
スッポンと使い方もほぼ同じですが、スッポンの場合はカップの中にに汚物も入り込みますが、真空式パイプクリーナーの場合は、水以外の物を吸引することが出来にくい構造になっている商品があり、その点で若干、異なります。
真空式パイプクリーナーの吸引力の大きさは、先端のカップの大きさではなく、筒の部分の大きさで判断します。
ラバーカップのお椀の部分容積に該当するのが筒(シリンダー)の容積になります。
筒が大きい方が吸引できる水の量が多くなるので、購入する際は筒の部分が大きい真空式パイプクリーナーをおすすめします。
筒(シリンダー)の部分をしっかりと握り、先端のゴムカップを押し付けた状態にしたら、ハンドルだけをグーっと引っ張ります。
ここで一度真空ポンプを便器から離し、ハンドルを優しく押してシリンダー内の水を出し、再びグッと押し付けてハンドルを引きます。
これは吸引だけを一方通行的に行う方法で、万一、固形物が混入していたとしても、状態を悪化させることがない安全な方法です。
吸引と加圧を交互に繰り返す場合は、カップを押し付けたままにして、ハンドルだけを押したり引いたりしてピストンさせます。
異物が混入している可能性がある場合は、吸引だけ繰り返した方が安全ですが、トイレットペーパーがつまっていることがはっきりしている場合は、押す→引く→押す→引くを繰り返す方法の方が効果的です。
この後の洗浄テストはスッポンの時と同様になります。
先端のゴムカップを押し付けたままで(本体の筒の部分を動かさないで)ハンドルの押し引きができますので、水跳ねしにくいのが真空ポンプの良いところです。
また、ラバーカップより吸引と加圧のストロークが長いので、より強力に便器内に圧力をかけることが出来ます。
次はトイレつまり専用ワイヤーで詰まりを抜く方法です。
この方法はラバーカップや真空ポンプとは違い、空気圧など、圧力はかけません。
詰まった汚物を直接ワイヤーの先端で粉砕して流してしまうので最も確実な方法です。
ワイヤーによるトイレつまりの修理で重要なことは、購入時のワイヤーの選定です。
下記に示すとおり、必ず「トイレつまり専用」のワイヤーを購入して下さい。
種類の違うワイヤーの使用用途まで知っている店員さんは少ないです。
写真の形状を覚えておいて、その上で「トイレつまり用のワイヤー」を探していることを店員さんに伝えましょう。
パイプ用の巻いてある長いワイヤーではコシが弱く、詰まり抜きが難しいので、必ずトイレつまり用のワイヤーを購入して下さい。
ワイヤーを挿入する方向に注意してください。
またワイヤーはさびやすいので使用後は水分をよく拭き取ってから収納しましょう。
ここから先は、トイレつまりを直すための専用器具がない場合の方法になります。
身近にある物を活用してトイレのつまりを修理する手順を説明します。
ハンガーの形を整えて作ったワイヤーを便器の排水路に入れてゆきます。
詰まった物が奥深くまで移動していないことがこの方法のポイントで、ワイヤーの先端が汚物まで届くことが重要になります。
トイレットペーパーであれ、排泄物であれ、詰まったものが変形可能な柔らかいものであれば、ワイヤーの先端部でグリグリと突けば崩すことができます。
ガッチリ詰まっているモノでも崩れて形が変われば、水の通り道ができて自然に流れてゆきます。
ワイヤーハンガーを入れて、しばらく押し引きした後は、バケツか洗面器に汲んだ水を流して詰まりが抜けたか確認してみましょう。
バケツが無い場合は、タンクのレバーを半分だけ回して開き、少量の水をチョロチョロと便器に流してみる方法もあります。
レバーを半回しして水を少しずつ流しても水位が上がってこないようなら、トイレのつまりは抜けています。
レバーを全部回して洗浄して下さい。
この方法は詰まっている場所が浅い時に有効です。
次は落下する水の勢いを利用してトイレつまりを抜く方法です。
準備する物は下で説明するペットボトルで作ったカップとバケツ(洗面器)です。
バケツや洗面器でなくても、1リッター程度の水を汲める器ならなんでもOKです。
まず最初に「使い捨て汲み取りカップ」を作ります。
次にバケツを準備します。バケツか洗面器、あるいはプラスティック製のゴミ箱など何でもよいです。
それに汚れ防止のためのビニール袋をかぶせて準備しておきます。(汚水をくみ取るため)
作業に入る前は床にポリ袋を敷き、その上に新聞紙や広告の紙、捨てても構わないバスタオルなどを重ねておくと、作業後の掃除が楽です。
作業が終わったらそのままビニール袋にくるんでゴミとして処分します。
大きなごみ袋はあくまで手が汚れないように使用します。
割りばしを半分に折って手に持ち、便器内をかき回して下さい。
※ この方法は一昔前の洋式トイレ(洗い落とし式トイレ)ではそれなりに有効な方法でしたが、現代の節水型トイレ(サイフォン式トイレ)の場合は便器内排水路が長いため詰まり箇所まで届かない場合もあります。
ここではトイレつまりを自分で直す場合に「やってないけない方法」と「効果がない方法」を説明します。
最近、インターネット上には誤った情報が氾濫しているように思います。
トイレが詰まった時は便器に熱湯をかけると直るとの説明をみかけたことがありますが、これはダメ。
お湯により詰まった物を軟化させる効果があるのは分かりますが、それより便器が割れる危険の方が重要です。
効果よりリスクの方がはるかに高いと言わざるを得ません。
洗面化粧台やキッチンのシンクはお湯を使用する前提で製造されていますが、トイレの便器の場合はお湯を流す前提で作られていません。
なので熱湯をかけると、温度差によるヒートショックで割れる可能性があるのです。
極端な例えですが、零下20℃の屋外に便器を置いて、そこに常温の水道水(水道水の平均温度約17℃)をかけたら、便器の表面温度との差は37℃になります。
この温度差による衝撃が「ヒートショック」です。
氷を入れたグラスに水を注ぐと氷がピシッと割れることがありますが、あの現象と同じことがトイレに起きる可能性があるのです。
トイレの便器に熱湯はダメ!
割れる恐れがあります。お湯を使うなら「ぬるま湯」にしましょう。
酵素系の薬剤や食器洗い洗剤を便器に流して時間をおくことでトイレつまりが直るという説もあります。
しかし、これも期待薄です。
トイレのつまりを薬剤で修理することは原則不可能です。
薬剤を投入して一晩放置し、トイレの詰まりが抜けていたとしたら、それは放置したことによる時間経過で詰まった部分がふやけて柔らかくなったためです。
薬剤の効果がゼロとまでは断言できませんが即効性がないことは間違いなく、効果はあまり期待できません。
ただし例外として、男性用小便器が詰まった場合には酸性の薬が有効です。
小便器詰まりの原因のほとんどは「尿石」なので、それを分解するには酸性の劇薬が非常に効果的なのです。
トイレつまり用の薬はこの「尿石除去剤」のことを指しています。
(画像の薬剤にも「尿石除去剤」と書いてあります)
トイレ便器のクリーニングや節水対策に関するまめ知識です。
洗剤には、ゴシゴシとブラシなどで掃除する時に使用するものと、置きっぱなしにしておくことで自動的に掃除ができるものがあります。
置くだけタイプの洗浄剤は、トイレタンクの「手洗い管」の下に置くことで、洗浄成分と香料がタンクの中に溶けだし、トイレを流すたびに便器の掃除ができる洗剤です。
しかし、「置くだけタイプ」のトイレ洗浄剤は、一見便利ですがオススメしません。
薬剤の成分で「タンクの中が真っ黒」に汚れるからです。
これは実際に当社で修理した事例ですが、置くだけタイプの洗浄剤が原因でタンクの上から水がバシャバシャと漏れてしまったケースがありました。
なぜ置くだけタイプの洗浄剤が水漏れの原因になったかというと、洗剤の成分がゼリー状に固まってトイレタンクの「中ブタ」の穴を塞いでしまったからです。
本来なら手洗い管から流れてくる水はタンクの中に入って行きますが、手洗い管の下にある中ブタの通水口がふさがれてしまったことで、タンクの上部から水があふれ出てしまったのです。
トイレタンクに中ブタがないタイプのトイレの場合でも、洗浄成分がタンク内に付着して真っ黒いコケのように変化します。
その点スタンプタイプの洗浄剤なら便器に直接貼り付けるられるので、タンク内の水に成分が溶けだすことがありません。
自動で洗えるトイレ洗浄剤を使用するならスタンプタイプがオススメです。
最新のトイレはタンク内部の構造が複雑化しております。
薬剤の付着を避ける意味で、置き型の洗浄剤の使用はおすすめしません。
このタイプの洗浄剤を使用する場合はスタンプタイプをオススメします!
トイレの節水のために、タンクの中にペットボトルやビール瓶等を入れているお宅をたまにお見かけします。
しかしこれも絶対にやってはいけない間違いです。
トイレは、洋風和風を問わず、タンクと便器がワンセットになっていて、1回の洗浄のために必要な水量を計算して設計されています。
近年のトイレは、この水量設計が非常に精密になっています。
そのため一回の洗浄に必要な水量を人為的に少なくすると、排泄物を汚水管に送り出す力が減弱し、トイレつまりを起こしやすくなります。
また、ペットボトルやビンがタンク内の部品に接触することで、タンク内の弁が開きっぱなしになるなどして、便器に水が出っ放しになるトラブルの原因にもなります。
トイレタンク内にペットボトルやビンなどを入れるとトイレつまりを起こしやすくなります。
また、ビンやボトルなどがタンク内の部品に接触して水漏れを起こすことがあります。
「酢と重曹」を使用した便器クリーニングの方法を説明します。
最近ではおなじみの方法かも知れませんが、キッチンなどでも使える非常に効果的な清掃法です。
すでに詰まってしまっているトイレの詰まりを抜くには少々力不足の感は否めない方法ではありますが、掃除方法としては非常に有効です。
また、台所の排水溝掃除などにも転用できますので、クエン酸と重曹の混合率などの参考にして下さい。
重曹と酢をかけてシュワシュワした後は、汚れを分解するための時間をおいて下さい。
できれば1時間以上。 外出前~帰宅後、または夜お休みの前~翌朝まで空けるなど都合の良い時間帯を見つけてみて下さい。
現場で実際にトイレのつまりを解消する作業に従事していると、型式が新しいトイレほど節水の性能は非常に上がっている反面、詰まりやすさという面では、旧式のトイレより詰まりやすい傾向があるように感じます。
そこで、ここでは最新のトイレも含め、トイレの構造について簡単に説明してみます。
なぜ、最新型のトイレほど詰まりやすいのでしょうか?
トイレの洗浄方式は、大枠で分類すると5種類あります。
現在、洋式トイレのほとんどは洗浄する際の水量を少なくするするために、サイホン原理を利用する仕組みになっています。
メーカーがトイレの節水のためになぜそこまで技術開発をするかというと、単に「水道代が安くなりますよ!」という商品力の強化だけが目的ではなく、「CO2削減」という大きな枠組みがあるからです。
サイホン式の節水型トイレ(赤い部分は詰まりやすい箇所)
節水型のトイレは標準型の洋式トイレと異なり、上から落とす水の圧力だけで排泄物を押し流すのではなく、便器の裏側に当たる排水管側に吸い込み作用を起こさせる構造になっています。
サイフォンを発生させるには、便器内の排水路を満水にする必要があるわけですが、「チューブ状」になっている節水型トイレの排水路内を、少量の水で満水状態にしようとすれば、チューブそのものがかなり細くなければなりません。
細いチューブの中に大量のトイレットペーパーを流せば、詰まりやすいのは当然です。
細く長い排水路を持つ現代の節水型トイレは、構造的に物が詰まりやすい傾向があるのはこのためです。
では実際に、どれくらい少ない水量で便器洗浄できるのでしょうか?
JIS(日本工業規格 A 5207)の定めでは、
一般型は8.5リットル以上。
節水Ⅰ型で8.5リットル以下。
節水Ⅱ型は6.5リットル以下です。
そして最新の節水型トイレの洗浄時必要水量は、なんと4リットル未満です!
一昔前の洋風トイレは13リットル位の水が必要でしたので、なんと3分の1以下になっています。
節水型トイレが主流になり、以前より少ない水で排泄物を流すことができるようにりました。
しかし節水型トイレは設計上、便器内の排水路が細く長くなるため、トイレつまりを起こしやすい傾向があります。
「一度に大量のペーパーを流さないこと」が第一のトイレつまりの予防方法です。
当社が提供するサービスについてご案内いたします。
台所の排水口がつまって水が流れない。
流しの水はけが悪く、水が抜けるのが遅い。 etc.
浴槽の栓を抜くと洗い場に水が逆流してくる。
排水口が水を吸い込まない。 etc.
洗濯をしていると洗濯機が停止してしまう。
洗濯パンに水が逆流してあふれそうになる。 etc.
庭や通路にある小さいマンホールから汚物があふれている。
汚水マスの中が汚水でいっぱいになっている。 etc.
排水口の掃除をしても詰まりが抜けない。
パイプ洗浄剤を使っても詰まりが解消しない。 etc.
駐車スペースの奥にある汚水槽が満水になっている。
地下の汚水をくみ上げるポンプが故障した。 etc.
まずはしっかりと原因をお調べします。
出張見積りは無料となっておりますので、お気軽にご相談下さい。
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